第4回欧州評議会(CoE)サミット



5月16日から17日まで、レイキャビクにおいて、第4回欧州評議会(CoE)サミットが開催されました。
日本からは、同サミットへの日本代表団長である鈴木大使、欧州評議会への日本の常駐オブザーバー大使である内田浩行在ストラスブール総領事が出席したほか、CoEの46加盟国のうち37か国の首脳、欧州理事会議長及び欧州委員会委員長並びにその他CoE加盟国、CoEオブザーバー国及び各国際機関の代表が出席しました。
今次サミットに際し、岸田総理大臣がメッセージを発出し、鈴木大使が同メッセージを代読しました。その中で、国際社会が大きな変革期を迎える中、CoEは国際社会のルールづくりにおいて重要な役割を担っていることに触れた上で、ロシアのウクライナ侵略により生じた損害を登録する機関が設立されたことを歓迎し、日本としても今後の議論に積極的に参画すること、また、G7広島サミットでは、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くとのG7の強い意志を世界に示したいと考えている旨を強調しました。
今次サミットでは、人権に関する課題への対応、民主主義の保護、ウクライナ支援といったテーマについての議論が行われ、「レイキャビク宣言:価値をめぐる団結」が採択されました。また、CoEの枠組みの下で設立された、ロシアによるウクライナ侵略により生じた損害を登録する機関(我が国は準加盟国として加入)への政治的支持を示す政治宣言に、鈴木大使が日本を代表して署名しました。
(参考)
第4回CoEサミットにおける岸田総理大臣メッセージ
(英文(PDF)/和文仮訳(PDF))