大使室より(火山噴火の現場に行ってきました!)
令和3年7月20日

今年3月にレイキャビクから遠くないレイキャネス半島に位置するゲルディンガダールル谷の火山で噴火が始まりました。まだ断続的に噴火が続いています。火口から流れ出る溶岩流の映像を動画やニュース映像でご覧になった方も多いでしょう。
日本であれば、噴火口付近は危険だから立入禁止、となりそうなものですが、この国ではそうした規制はほとんどありません。レイキャビクに住む都会人が大自然の営みを間近に見られる絶好の機会とあって、ここを見物に訪れる人々があとを立ちません。駐車場やハイキングコースも不十分ながら整備されつつあり、万が一の事故に備え、レスキュー隊が待機しています。外国からわざわざ見に来る人も少なくなく、新しいアイスランド観光の目玉、とも言えるかもしれません。
実は、私も、先日、巷で話題のこの山を見に行ってきました。
噴火が始まってまだ間もない当初は、かなり噴火口に近いところまで行けたようですが、その後、吹き出された溶岩が広く火口周辺や付近の谷間を覆ってしまいました。そのため、現在では火口付近までは行くことができません。溶岩で覆われた谷間を挟んで反対側の峰から遠くに火山を臨むルートをたどる形とはなりましたが、断続的な噴火の様子や、ごく最近に溶岩流で覆われ、真っ黒になった谷を近くで見ることができました。
決して難しいルートではありませんでしたが、途中の登山路は急な坂の部分もあり、なにより、遮蔽物の一切ない峰伝いのルートなので、吹きさらしの風がかなり強く、何度も吹き飛ばされそうになり、やや怖い思いもしたことをご報告しておきます。小さい子供を連れた家族連れや、年配の方々もお見受けしましたが、実は、ここでは先日、転落事故にあった米国人が一時行方不明になるという事件もありました‥。最近はガイド付きのツアーも出ているようですので、一人で行くよりも、その方が安全かもしれません。
日本であれば、噴火口付近は危険だから立入禁止、となりそうなものですが、この国ではそうした規制はほとんどありません。レイキャビクに住む都会人が大自然の営みを間近に見られる絶好の機会とあって、ここを見物に訪れる人々があとを立ちません。駐車場やハイキングコースも不十分ながら整備されつつあり、万が一の事故に備え、レスキュー隊が待機しています。外国からわざわざ見に来る人も少なくなく、新しいアイスランド観光の目玉、とも言えるかもしれません。
実は、私も、先日、巷で話題のこの山を見に行ってきました。
噴火が始まってまだ間もない当初は、かなり噴火口に近いところまで行けたようですが、その後、吹き出された溶岩が広く火口周辺や付近の谷間を覆ってしまいました。そのため、現在では火口付近までは行くことができません。溶岩で覆われた谷間を挟んで反対側の峰から遠くに火山を臨むルートをたどる形とはなりましたが、断続的な噴火の様子や、ごく最近に溶岩流で覆われ、真っ黒になった谷を近くで見ることができました。
決して難しいルートではありませんでしたが、途中の登山路は急な坂の部分もあり、なにより、遮蔽物の一切ない峰伝いのルートなので、吹きさらしの風がかなり強く、何度も吹き飛ばされそうになり、やや怖い思いもしたことをご報告しておきます。小さい子供を連れた家族連れや、年配の方々もお見受けしましたが、実は、ここでは先日、転落事故にあった米国人が一時行方不明になるという事件もありました‥。最近はガイド付きのツアーも出ているようですので、一人で行くよりも、その方が安全かもしれません。