レイキャネス半島での火山噴火について(2025年8月7日更新)

令和7年8月8日

 2025年7月16日午前4時頃、アイスランド南西部のレイキャネス半島にあるグリンダヴィク(Grindavik)近郊のストゥラ=スコゥフェットゥル山(Mt. Stora-Skogfell)とハガフェットゥル山(Mt. Hagafell)の間の地帯で噴火が発生しました。

 8月5日、気象局は今回(12回目)の噴火は収束した旨発表しましたが、当地域では2021年以降断続的に噴火が発生しており、再度突発的な噴火等の可能性もありますので最新の情報の入手に努めてください。

1.噴火の状況(2025年8月8日現在)

 アイスランド気象局の情報によると、噴火地点は昨年8月の噴火時に隆起してできたLitla-Skogafell山の南東部にあたる地域で、噴火の態様は地割れ噴火とのことです。
 噴火は発生直後にピークを迎え、その後活動は弱まり8月5日に活動が収束したとの発表が気象局から出されています。今回の噴火は直前まで噴火の兆候が観測されておらず突発的に発生したもので、今後も同様の噴火の発生が懸念されますので引き続き警戒が必要です。

アイスランド気象局ホームページ:

https://www.vedur.is/um-vi/frettir/landris-heldur-afram-i-svartsengi

2.現在発令されている警戒情報・宣言等  

アイスランド国民保護・危機管理局ホームページ:

https://www.almannavarnir.is/frettir/af-haettustigi-a-ovissustig-vegna-jardhraeringa-a-reykjanesskaga/

アイスランドの安全情報

アイスランドにおいては、自然災害等における安全情報は以下の3段階に分けられています。

  1. Uncertainty Level(注意レベル)

    生命、財産、地域社会や環境に対して影響を及ぼす可能性のある事象が認知された段階。事象がまだ初期段階であるなどの理由より確定的な脅威度評価はできないが、状況の監視や調査が強化されるとともに、関係各所との協議等、様々な調整も開始される。

  2. Alert/Danger Level(警戒レベル)

    脅威度評価によって脅威の増加が示され、対象地域住民の安全確保のために早急な対策が求められる段階。対象地域の救急・警察・消防等の体制を強化し、規制、閉鎖、避難などの予防的措置を講じる。このレベルは国民に対する警告として位置付けられる。

  3. Emergency / Distress Level(緊急レベル)

    生命、財産、地域社会や環境に対して脅威を及ぼす可能性が差し迫っている段階あるいは既に何らかの影響が発生している段階。死傷者やあらゆる損害、損失を防ぐために直ちに対策が講じられる。対象地域内に滞在している者に対して、必要に応じて携帯電話を通して政府から緊急アラートが送信される。国民は何らかの緊急事態を察知した場合、ためらわずに112に通報することが求められる。緊急事態宣言に相当。

3.観光・渡航への影響について

  1. レイキャビク

    アイスランド気象局の火山性ガスに関するページ:

    https://en.vedur.is/volcanoes/fagradalsfjall-eruption/volcanic-gases/#type=Isl24klst

  2. 交通機関

    ケプラヴィーク国際空港:

    https://www.isavia.is/en/keflavik-airport

    アイスランドレスキュー協会が運営する旅行者向け安全対策ページ:

    https://safetravel.is/

    • ケプラヴィーク国際空港(KEF)
    • 周辺の陸路
  3. 噴火地域周辺の各施設
    • ブルーラグーン
    • 火山ツアーへの参加/噴火地域周辺への観光
  4. その他のアイスランド

4.アイスランド訪問の心得


 
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  3. 過去の配信

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