居心地の良い距離感
9月8日、大使館にて着任御挨拶のレセプションを開きました。
長年の日本の友人たち、アイスランドの政治・経済・学術界での主要な方、当地の外交団の方々をお招きしました。月曜日の雨模様でもあるにもかかわらず、多くの方にご出席頂きました。ありがとうございます。
こういった儀式があって初めて、日本大使として閣僚に会ったり、公式の席でスピーチをすることが認められます。私については、早速翌日の10月25日にそういう機会が待っていました。言い換えれば、大統領が信任状の早い提出を認めてくれたために、重要な機会に間に合ったと言えます。
そのレセプションで感じたのは、旧き良き、日本の「おつきあい」にも類する気持ち。お祝い事があると、何はともあれ、駆けつけて、ともに祝福してくれる気持ちです。人と人との距離感が、日本人に近いものを感じます。初対面の人に気軽に声をかけることはなかなかできませんが、適度な距離をおきつつも気にかけて、いざ何かあったら駆けつけられるような距離を保っている、そんな感じです。
今回のレセプションには、写真でご覧の通りスヴェインソン外務大臣にもご出席いただきました。特段の懸案事項はなくても、このような機会を利用して、両国の近況を伝え合い、何かお手伝い(協力)できることはないかを話し合えます。普段のおつきあいから相互理解と信頼が生まれるのは、地域社会と同じです。
外相にもお寿司を食べていただきつつ、アベノミクスと女性が輝く社会に向けた日本の取り組みをお話しさせていただきました。ジェンダーギャップが一番小さい国アイスランドでも、まだまだ取り組む課題はあるが、日本の取り組みを評価し歓迎しますと言っていただきました。
このほか、多くの親日家・知日家の方にお越しいただきました。また、機会を見つけてご紹介させていただきたいと思います。 ありがとうございました。